この記事を書いた人 - 池田 康希

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キャリアコンサルタント

池田 康希 / Koki Ikeda

国家資格キャリアコンサルタント/転職支援事業責任者

全国約 3万社 の中から 「信頼できるエージェント14社」へ選出

日本最大手通信キャリアでの就業を経てAITAIDに参画。
転職支援サービス『MyStyle転職』の立ち上げを行い、事業推進に加えて自身もキャリアコンサルタントとして累計 1,000名以上 のキャリア支援に従事。
主に「未経験者」や「短期離職経験者」の支援を得意としている。

保有資格

  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • メンタルヘルスマネジメントⅡ種
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この記事でわかること

  • 転職市場で資格が本当に役立つ場面と立たない場面の違い
  • 職種別「資格必要度」比較表
  • 20代未経験者におすすめの資格6選
  • 資格取得と転職活動、どちらを先にするべきかの判断基準

こんな人に読んでほしい

  • 転職前に資格を取るべきかどうか迷っている20代
  • 未経験から異業種・異職種への転職を考えている方
  • 転職に役立つ資格を知りたい方

「転職するにはまず資格が必要?」「資格を取ってから転職活動を始めるべき?」——未経験から転職を考える20代の方から、このような相談をよくいただきます。資格取得に数ヶ月かけているうちに、市場が変わってしまったという方もいれば、資格を取ってもなかなか転職につながらなかったという方もいらっしゃいます。

結論を先にお伝えすると、転職市場では「資格の有無」よりも「何ができるか」「どんな成果を出せるか」が重視される場合がほとんどです。では、資格は全く役に立たないのかというとそうではなく、職種によっては「必須」の資格も存在します。

この記事では、転職支援実績を持つ国家資格キャリアコンサルタントが、職種別の資格必要度比較表・おすすめ資格6選・資格取得と転職活動の優先度判断基準を解説します。

転職市場で資格はどのくらい役立つ?

2023年の転職者数は328万人(厚生労働省「令和5年雇用動向調査」)と記録的な水準です。転職市場は活発化していますが、中途採用において企業が最も重視するのは「即戦力になる実務経験とスキル」です。

中途採用で資格が評価される経緯とされない経緯

資格は「入場券」になる場合と「参考情報」にとどまる場合があります。医療・介護・法律など国家資格が必須の業界では資格なしに入場すらできません。一方、営業・マーケティング・アドミン系の職種では、資格がなくても実績やスキルが評価され、資格は「あれば少し有利」程度の位置づけになります。大切なのは、「資格を取ったから転職できる」ではなく、「資格を活かせる場面がある職種を選んだか」です。

職種別「資格必要度」比較表

志望する職種によって、資格の必要度は大きく異なります。以下の表で志望職種の資格必要度を確認してみましょう。

職種・業界

資格必要度

主な資格例

備考

医療・看護職

必須

看護師・救急救命士など

資格なしでの就業不可

介護職

必須~有利

介護福祉士・ホームヘルパー

介護職員初任者研修あり

不動産業界

必須

宅地建物取引士

宅建必須資格

会計・財務

有利〜必須

日商簿記・公認会計士

2級以上で評価大幅アップ

IT・エンジニア

有利

ITパスポート・基本情報・AWS

実務経験も併せて評価

営業職

低い

なし(実績重視)

数字で語れる実績が最重要

一般事務

低い

MOS・日商簿記3級程度

あれば小差あり

人事

低い

社会保険労務士(任意)

実務経験・コミュニケーション力重視

小売・サービス

低い

なし(接客スキル重視)

数字など所持スキルで差別化

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一人一人に向き合い、個人に合ったフルオーダーメイドの支援プログラムを提供いたします。

20代未経験者におすすめの資格6選

志望職種に合わせて取得を検討すべき資格を紹介します。いずれも比較的短期間で取得でき、転職活動と並行しやすいものを選びました。

1. ITパスポート(全業種・全最上位層向き)

「ITに興味がある」「IT業界への転職を考えている」方だけでなく、事務・営業・マーケティングなどどんな職種にも活用できる資格です。IT基礎知識があることを示す手段として有効で、勉強期間の目安は2〜3ヶ月程度。

2. 日商簿記3級・2級(事務・会計系)

事務・会計・財務系の職種を志望する方に必須の資格です。3級は入門・履歴書記載用、2級は経理・財務業務への就職で年収アップに直結しやすい資格です。3級は勉強期間約2ヶ月、2級は4ヶ月程度が目安です。

3. FP(ファイナンシャルプランナー)(3級)(保険・金融・不動産系)

保険・銀行・不動産・相談業と幅広い業界で評価される資格です。履歴書に書ける上に、資産・保険に関する知識は雑談のネタにもなります。3級は勉強期間約2ヶ月で取得できます。

4. 宅地建物取引士(不動産業界)

不動産業界への転職を考える方には必須の資格です。年収アップの可能性が高く、未経験から取得して不動産業界へ転職する人も多いです。勉強期間の目安は3ヶ月程度が目安。

5. 医療事務認定実務者検定(医療・介護系)

医療事務・クリニック受付への転職を目指す方向け。資格なしでも応募できる求人もありますが、資格を持つことで年収バンド上限が上がりやすくなります。3ヶ月程度で取得可能です。

6. MOS(Microsoft Office Specialist)(事務・一般系全般)

事務職全般に応募する場面で広く活用できる資格です。「PCは使えます」と言うだけでなく、具体的なスキルを証明できる点が履歴書で差別化になります。勉強期間の目安は数週間です。

「資格を取れば転職できる」は誤解です

資格を取得することで安心して、転職活動の開始を後回しにしてしまう方がいますが、資格は転職の「保証」ではありません。中途採用の場面で採用担当者が最も重視するのは、「この人は入社したら即戦力になるか」「実際に成果を出せるスキルがあるか」です。

特に20代未経験者の場合、資格よりも「なぜこの業界・職種に興味を持ったのか」「入社後にどんな貢献をしたいのか」を言語化できる方の方が、面接で積極的な評価を得やすいです。資格取得に数ヶ月かけるなら、先に転職エージェントに相談して「資格が必要な職種かどうか」を確認した方が資源を安全に使えます。

資格取得と転職活動、どちらを先にするべきかの判断基準

転職活動を先にすべきケース:

「資格なしで応募できる職種」を志望する場合は、転職活動を先に始める方が得策です。まず転職エージェントに相談して、話を聞くはじめるだけでも大きな前進になります。在職中であれば、転職活動と資格取得を並行することも十分可能です。

資格取得を先にすべきケース:

医療・介護・不動産など「資格が入場券」の業種を志望する場合は、資格取得が先決です。ただし、この場合でも在職中に勉強しながら並行することをおすすめします。

判断に迷ったらまずエージェントに相談:

自分が志望する職種に資格が必要かどうかは、転職エージェントに相談することで明確になります。「資格を取ってから」と考えながら実際には資格不要だった、というケースも多くあります。

まとめ

転職に資格が必要かどうかは、志望する職種によって異なります。一括して「資格が必要」「資格は不要」と判断するのではなく、志望職種を正しく見極めた上で判断することが大切です。

  • 医療・介護・不動産など必須資格のある業界では資格取得が先決

  • 営業・事務・サービス系では実務経験やスキルの方が資格より重視される

  • 20代未経験者には「ITパスポート」「日商簿記2級」「宅建」など汎用性の高い資格がおすすめ

  • 資格より先に「志望職種に資格が必要か」をエージェントに確認することが最善の近道

  • 転職活動と資格取得の並行ができるかどうかもエージェントへの相談で明確になる

池田 康希
池田 康希国家資格キャリアコンサルタント

資格を取るべきか悩んで相談に来られる20代の方は、ほぼ全員「資格がないと書類で見てもらえないですよね?」とおっしゃいます。でも実際に志望職種ごとに見ていくと、営業や事務など資格不要の職種で「資格を待たずに動いた方が早かった」というケースが本当に多いんですよ。資格は転職の入場券かどうかを職種で判断する、というのが現場での実感です。

よくある質問

Q. 転職に資格は必要ですか?

志望する職種によって大きく異なります。医療・介護・不動産などは資格が必須ですが、営業・サービス・事務系では資格なしでも応募できます。まず転職エージェントに相談して、志望職種に資格が必要かどうかを確認することをおすすめします。

Q. 転職する前に資格を取るべきですか?

志望職種にかかわらず、まず転職エージェントに相談して資格の必要性を確認することをおすすめします。資格不要な職種なら転職活動を先に始める方が時間を有効活用できます。資格必須の職種であれば、在職中に転職活動と資格取得を並行することも十分可能です。

Q. 資格がなくても未経験転職はできますか?

はい、多くの職種で資格なしで応募できます。特に20代は「将来性」で評価されやすく、資格よりも「なぜこの業界・職種を志望するのか」「入社後の貢献イメージ」を明確に伝える方が選考で有利になる場合が多いです。

Q. 転職に有利な資格はどれくらいで取れますか?

資格によって大きく異なりますが、ITパスポートは2〜3ヶ月、日商簿記3級は2ヶ月程度が目安です。転職活動と並行しやすい資格から優先して取り組みましょう。転職エージェントに相談すれば、志望職種に対して優先度の高い資格を一緒に確認できます。

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