この記事を書いた人 - 池田 康希
この記事を書いた人
池田 康希 / Koki Ikeda
国家資格キャリアコンサルタント/転職支援事業責任者
全国約 3万社 の中から
「信頼できるエージェント14社」へ選出
日本最大手通信キャリアでの就業を経てAITAIDに参画。
転職支援サービス『MyStyle転職』の立ち上げを行い、事業推進に加えて自身もキャリアコンサルタントとして累計 1,000名以上 のキャリア支援に従事。
主に「未経験者」や「短期離職経験者」の支援を得意としている。
保有資格
- 国家資格キャリアコンサルタント
- メンタルヘルスマネジメントⅡ種
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「仕事を始めても続かない」「また辞めてしまった」と感じることが続いている方は、20代では決して少なくありません。
ただ、続かないのは性格や根性の問題ではなく、自分が長く続けやすい環境の条件をまだ言語化できていないだけ、というケースがほとんどです。原因さえ見えてくれば、次の職場では同じ繰り返しを避けられるはずです。
この記事では、転職支援実績を持つ国家資格キャリアコンサルタントが、仕事が続かない理由を厚生労働省のデータでひも解き、原因を特定する自己分析の4ステップと次の転職での対処法を解説します。
この記事でわかること
- ✓仕事が続かない20代の割合(厚生労働省データ)
- ✓仕事が続かない主な理由4つ
- ✓自己分析で原因を特定する4ステップ
- ✓次の転職先で繰り返さないための対処法
こんな人に読んでほしい
- ✓どの職場でも長続きしない20代
- ✓転職を繰り返していて悩んでいる方
- ✓次こそ長く続けられる職場を見つけたい方
仕事が続かないのはあなただけではない
「仕事が続かない自分はおかしいのか」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、データを見ると同じ状況の方は数多くいます。
厚生労働省の調査によると、令和3年3月に卒業した新入社員の3年以内の離職率は、大卒で34.9%、高卒で38.4%でした(厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況」より)。大卒では3人に1人以上が入社3年以内に職場を離れている計算になります。
また20〜24歳の離職率は28.9%で、全世代平均(15.4%)の約2倍に当たります(厚生労働省「令和5年雇用動向調査」より)。仕事が続かないこと自体は珍しくない現象ですが、同じことを繰り返さないためには「自分の場合の理由」を知ることが重要になります。
仕事が続かない主な理由4つ
仕事が続かない背景には、いくつか共通するパターンがあります。自分がどれに当てはまるかを意識しながら読み進めてみてください。
理由1. 職場の人間関係によるストレス
厚生労働省の雇用動向調査では、「職場の人間関係が好ましくなかった」が離職理由の上位に挙がります。
上司や同僚との関係が問題になると、心身の消耗が早まりやすく、続ける意欲そのものが削られていきます。
理由2. 仕事内容と価値観のずれ
「仕事の内容に興味を持てなかった」を理由に挙げる25〜29歳は、20〜24歳と比べて多くなる傾向があります。
就活時の期待と実際の仕事内容が大きく異なる場合に起きやすい問題で、入社前の情報収集の精度が鍵を握ります。
理由3. 成長や達成感を感じられない
毎日同じ作業が続き、上達や成長を感じられない状態が続くと、続ける意欲は低下します。
特に20代は「成長できる環境かどうか」を重視する傾向があるため、伸びを実感できる仕組みのある職場かどうかは大切な判断材料になります。
理由4. 労働条件による体への負担
「労働時間・休日などの労働条件が悪かった」も離職理由の上位に挙がります。
残業や休日出勤が多い職場では、限界を迎えるまでの時間が短くなりやすく、心身の余裕を失った状態では正常な判断もしにくくなります。
自己分析で原因を特定する4ステップ
原因を特定すれば、次の職場で同じことを繰り返しにくくなります。ここからは4つのステップで自己分析を進める方法を整理します。
ステップ1. 辞めたいと感じた場面を書き出す
これまで辞めた職場ごとに、どんな場面で「もう無理」と感じたかを書き出しましょう。
「月曜の朝に出社が苦痛だった」「特定の業務だけ極端に疲れた」など、できるだけ具体的な場面を挙げるのがコツです。
ステップ2. 書き出した場面の共通点を探す
複数の職場や状況を見比べて、共通するパターンを探します。
「いつも人間関係がきっかけ」「いつも業務の単調さが原因」など、共通点が見えてきたら、それが「継続を妨げる要因」になっているはずです。
ステップ3. 自分に合う職場の条件を言葉にする
原因がわかったら、「自分が長く続けられる職場」の条件を言葉にしましょう。
「チームで動く仕事がよい」「成果が見えやすい業務がよい」など、条件を明確にすると次の転職先探しに活かせます。
ステップ4. 次の転職先で条件を確認する
面接では「職場の雰囲気」や「1日の業務の流れ」を質問して、自分の条件と合うかを確かめましょう。
転職エージェントを活用すると、求人票だけでは見えない職場の実態を事前に把握できます。
まとめ
仕事が続かないことに悩む20代は多く存在します。大切なのは、「なぜ続かないのか」を自己分析で明らかにし、次の選び方を変えることです。
仕事が続かない理由には人間関係・価値観のずれ・成長実感・労働条件など共通パターンがある
自己分析4ステップで「辞めたい場面→共通点→条件→確認」と進めれば原因が見える
次の転職では条件を先に明確にし、面接やエージェント経由で職場の実態を確認する
一人での分析が難しい場合は、転職エージェントへの相談が最も効果的な方法のひとつです。
よくある質問
Q. 仕事が続かないと転職で不利になりますか
職歴が短い場合、採用担当者に理由を聞かれることはあります。
「なぜ続かなかったか」と「次は何を変えるか」を自分の言葉で説明できれば、評価は大きく変わります。
Q. 転職エージェントにはいつから相談できますか
1社目から相談できます。
転職エージェントは現職の悩みを整理するところからサポートするので、「辞めるべきかどうか」の相談から始める方も多くいます。
Q. 転職を繰り返すと年齢的に不利になりますか
20代のうちは転職回数よりも「次の転職先で何を実現するか」の方が採用判断に影響します。
30代以降では転職回数がより注目されるため、20代のうちに方向性を定めることをおすすめします。
転職を繰り返してしまって相談に来られる20代の方は、ほぼ全員「自分が悪いんですよね?」とおっしゃいます。でも実際に辞めた場面を一緒に書き出してみると、毎回似たような環境やパターンで限界が来ているケースが本当に多くて、性格の問題ではなく職場選びの基準が言語化できていないだけ、というのがほとんどなんですよ。続けられないのは根性ではなく相性の問題、というのが現場での実感です。