この記事を書いた人 - 池田 康希

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キャリアコンサルタント

池田 康希 / Koki Ikeda

国家資格キャリアコンサルタント/転職支援事業責任者

全国約 3万社 の中から 「信頼できるエージェント14社」へ選出

日本最大手通信キャリアでの就業を経てAITAIDに参画。
転職支援サービス『MyStyle転職』の立ち上げを行い、事業推進に加えて自身もキャリアコンサルタントとして累計 1,000名以上 のキャリア支援に従事。
主に「未経験者」や「短期離職経験者」の支援を得意としている。

保有資格

  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • メンタルヘルスマネジメントⅡ種
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この記事でわかること

  • 業界研究と企業研究の目的と違い
  • 全体の進め方となる業界研究4ステップ
  • 転職初心者におすすめの無料ツール6選
  • 企業研究で必ず確認すべき5項目

こんな人に読んでほしい

  • 転職したいが業界・企業研究の進め方が分からない初心者
  • どの業界を志望するかがまだ決まっていない方
  • 志望動機が弱く、面接で突っ込まれないか不安のある20代

「転職したいけれど、業界研究って何から始めればいいのか」と感じて手が止まっている20代は少なくありません。調べなければと思っているのに、何をどこで調べればいいか分からず、いつまでもスタートできない状態は典型的な悩みです。

業界研究と企業研究は、進める順番と使うツールを押さえれば、誰でも体系的に取り組める作業です。やみくもに情報を集めるのではなく、目的に沿って段階的に絞り込むことで、志望動機づくりや面接対策にそのまま活かせます。

この記事では、転職支援実績を持つ国家資格キャリアコンサルタントが、業界研究・企業研究の目的と進め方、実際に使える無料ツール、志望動機へのまとめ方までを解説します。

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業界研究と企業研究の目的と違い

結論から言えば、業界研究は「志望業界を絞り込む」ため、企業研究は「志望企業を絞り込む」ために行います。先に業界全体を見渡してから個別企業を深掘りすると、効率よく志望先を固められます。まずは2つの研究の目的を整理しましょう。

業界研究

企業研究

目的

志望業界を絞り込む

志望企業を絞り込む

調べる対象

市場全体・動向・トレンド

個別企業の実態・人事・文化

順序

先に行う

業界研究の後に行う

成果を使う場面

志望業界の絞り込み

志望動機・面接対策

このように、まず業界、次に企業という順番で進めるのが基本です。順序を逆にすると比較の軸が定まらず、情報に振り回されやすくなります。

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業界研究の進め方4ステップ

業界研究は、広く見渡してから徐々に絞り込む流れで進めると迷いにくくなります。ここでは初心者でも取り組める4つのステップに分けて解説します。

Step 1 業界全体を地図として直感的に把握する

まずは「業界地図」(東洋経済新報社など)やウェブ検索で「業界一覧」を調べ、心当たりのある業界と知らない業界を大まかに整理します。最初は広く見渡すことが大切で、この段階で絞り込みすぎない方が選択肢を広げられます。

Step 2 気になる業界の市場規模・動向・トレンドを調べる

次に、絞り込んだいくつかの業界について、市場規模、主要プレイヤー、成長業界か成熟業界かを調べます。単に興味があるだけでなく、将来性と自分のキャリアの方向性が合っているかも確認しましょう。

Step 3 動向・業務内容・雇用構造を比較する

さらに、同じ志望業界でも、自分がやりたい業務に就けるかを検証することが必要です。平均年収や雇用形態(中途採用が多いか少ないか)も、この段階で確認しておくと、入社後の後悔が少なくなります。

Step 4 志望業界を2〜3つに絞り込み、エージェントに相談する

業界研究は完璧を目指す必要はありません。「この2〜3業界なら自分の強みを活かせる」と思えた段階で、キャリアエージェントに相談すると、専門家から業界の内情や求人情報を得られます。そのため、ある程度方向性が見えた時点で早めに相談するのが効率的です。

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転職初心者におすすめの無料ツール6選

ここからは、お金をかけずに業界研究・企業研究を進められるツールを6つ紹介します。いずれも無料で使えるため、まずは気になるものから試してみましょう。

1 業界地図(東洋経済新報社)

年1回更新される業界地図は、全業界の市場規模・主要企業・将来性が1冊で確認できる定番ツールです。図書館で無料閲覧できるため、購入前にまず手に取ってみるとよいでしょう。

2 各社の公式ウェブサイト・採用ページ

企業研究の基本中の基本です。採用ページには正式な募集情報が掲載されており、注力事業・組織体制・求める人材像を確認できます。

3 OpenWork(元社員・現役社員の口コミ)

実際に働いたことのある人のリアルな声を確認できる口コミサイトです。入社前に知っておきたい社風・人間関係・働き方を確認するのに役立ちます。ただし口コミは主観も含むため、公式情報とあわせて判断しましょう。

4 YouTubeの転職・業界系チャンネル

転職や20代のキャリアを扱うチャンネルには、業界別の実態や仕事内容を語った動画が多数あります。テキストだけでは身につきにくい情報を、動画でわかりやすく得られます。

5 doda・マイナビ転職などの業界・職種分析ページ

主要転職サイトが公開している業界別の平均年収・求人倍率・求人数のデータです。転職市場のリアルな数字を確認できます。

6 OB・OG訪問(知人の紹介)

最も価値が高い情報源は「実際にその業界・会社で働く人の話」です。LinkedInや先輩の紹介を通じて、ウェブには出てこないリアルな情報を取りに行きましょう。

企業研究で必ず確認すべき5項目

志望企業が見えてきたら、次の5項目を軸に確認すると、志望動機や面接対策にそのまま使えます。

項目

確認ポイント

事業内容

主力の商品・サービス・収益源

人事・待遇

従業員数・離職率・平均勤続年数

将来性

今後の投資方針や経営ビジョン

求める人材

募集要件・期待されるスキル・マインド

就業条件

年収水準・リモート・休日などの待遇

チェックポイント

インターネット上の情報だけでなく、OpenWorkの口コミと公式情報を必ず照らし合わせて判断しましょう。

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まとめ

業界研究と企業研究は、順番とツールを押さえれば初心者でも体系的に進められます。研究のゴールは「完璧」ではなく「絞り込み」だと意識することが大切です。

  • 業界研究から企業研究へという順番で進める

  • ウェブツールとOB・OG訪問を組み合わせて情報の幅を広げる

  • 興味を持てた業界を2〜3つに絞り込んだらエージェントへ相談する

  • 志望動機は「業界研究で分かったこと」を具体的に語るだけで強くなる

完璧な研究はありません。「この業界なら動けそう」と思える段階まで来たら、第一歩としてプロに相談してみましょう。

池田 康希
池田 康希国家資格キャリアコンサルタント

相談に来る20代の方からは「どこまで調べたら十分なのか分からないんです」とよく言われます。お話を聞くと、完璧に調べようとして手が止まっている方がとても多い印象です。網羅しようと気負わなくて大丈夫ですよ。「気になる業界について自分の言葉で話せる」くらいまで進めたら、ぜひ一度プロに相談してみてくださいね。

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よくある質問

Q. 業界研究にどれくらい時間をかければいいですか。

1業界あたり2〜4時間を目安にしましょう。それより少ないと志望動機が弱くなりやすく、多すぎると完璧主義に陥りやすくなります。まず2業界を調べ、志望が決まったらエージェント相談と並行して進めるのがおすすめです。

Q. 未経験業界を志望する場合、業界研究は特に大事ですか。

はい、特に重要です。経験者と競争することになるため、「なぜその業界なのか」と「自分の経験とのつながり」の両方を志望動機で語れるように準備しましょう。

Q. 業界地図はどこで手に入りますか。

書店・ネット通販で購入できるほか、図書館でも閲覧できます。図書館なら無料で読めるため、まずは図書館の活用がおすすめです。

Q. OB訪問は転職でもできますか。

できます。LinkedInなどで業界の人とつながりを作る方法や、キャリアエージェント経由で業界の情報を聞く方法があります。

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