
「未経験でも本当にWebデザイナーになれるの?」「スクールは必要?ポートフォリオって何を作ればいい?」そんな疑問を抱えながら転職を考えている20代の方は多いはずです。
結論からお伝えすると、20代であれば未経験からWebデザイナーへの転職は十分可能です。ただし、正しいロードマップで進めることが成功の鍵になります。
この記事では、転職支援実績を持つ国家資格キャリアコンサルタントが、未経験20代がWebデザイナーになるための具体的な3ステップと、スクール・独学の選び方、採用されるポートフォリオの作り方まで解説します。
転職を考える前に、まず市場の実態を把握しておきましょう。
クリエイティブ職(Webデザイナー含む)は、一般的な事務・オフィスワーク職と比べて求人倍率が高い傾向が続いており、人材を募集している企業が多い状況です。さらに、Webデザイナー向けの求人には実務経験を問わない「未経験可」のものが一定の割合で含まれており、未経験者にも入り口が開かれています。
キャリアステージ | 想定年収 |
|---|---|
未経験・入社1〜2年目 | 250〜300万円 |
実務経験3〜5年 | 350〜450万円 |
シニア・ディレクタークラス | 500万円〜 |
転職直後は現職より年収が下がるケースもあります。ただし、スキルを積み上げることで着実にキャリアアップできるのがWebデザイナーの特徴です。
未経験からスキルを習得し、転職活動を経て内定を得るまでの期間の目安は3〜6ヶ月です。スクールを活用するか独学かによって変わりますが、多くの転職成功者がこの期間内でキャリアチェンジを実現しています。
未経験からWebデザイナーへの転職ロードマップは、大きく3つのステップで構成されます。
ステップ1 デザインスキルを身につける(1〜3ヶ月)
ステップ2 採用されるポートフォリオを作る(1〜2ヶ月)
ステップ3 転職活動・求人応募(1〜2ヶ月)
一つひとつ詳しく見ていきましょう。
スキル | 内容 | 優先度 |
|---|---|---|
Figma | 業界標準のデザインツール | ★★★ 必須 |
HTML/CSS | Webページのコーディング基礎 | ★★★ 必須 |
デザイン原則 | 色彩・タイポグラフィ・レイアウト | ★★★ 必須 |
Photoshop | 画像加工・バナー制作 | ★★☆ あれば◎ |
JavaScript | インタラクション実装 | ★☆☆ 余裕があれば |
特にFigmaは現場でほぼ必須のツールです。まずFigmaの基本操作から習熟を始めましょう。
スクールは費用がかかりますが(一般的に数十万円程度)、講師から直接フィードバックをもらえるのが最大のメリットです。Webデザインは「正解が一つではない」分野のため、客観的な評価なしには上達しにくい側面があります。
独学は費用を抑えられる反面、挫折リスクが高く、転職に必要なポートフォリオのクオリティを高めるのに時間がかかる傾向があります。転職期間を短くしたい場合や確実に転職したい場合は、スクール活用を検討しましょう。
費用面が不安な方には、ハローワークの職業訓練(求職者支援訓練)も有効な選択肢です。無料または格安でWebデザインを学べるコースが全国各地にあります。
ポートフォリオはWebデザイナー転職における「実技試験」です。書類・職歴よりもポートフォリオの質が採用可否を左右します。
作品数の目安 3〜5作品(量より質を重視)
必ず入れたい作品 WebサイトのトップページデザインのPC・スマホ両対応版
差がつく作品 LP(ランディングページ)、バナーセット、架空企業サイト
① デザインの意図を言語化できるか
「なぜこのレイアウトにしたか」「誰に向けたデザインか」を説明できることが重要です。
② 情報設計(UX)を意識しているか
ユーザーが目的の情報にたどり着けるよう、導線が設計されているかを見ます。
③ コーディングと連携したデザインか
HTML/CSSで実装できるデザインになっているかも評価ポイントです。
スキルとポートフォリオが整ったら、いよいよ転職活動です。
企業タイプ | 特徴 | 未経験の難易度 |
|---|---|---|
Web制作会社 | 実務でスキルが急成長する | ★★☆(中程度) |
ベンチャー・スタートアップ | 裁量が大きく成長しやすい | ★☆☆(比較的易) |
インハウス(一般企業) | 安定・残業少なめ | ★★★(やや難) |
フリーランス | 自由度高いが案件獲得が課題 | ★★★(経験積んでから) |
未経験スタートでは、まずWeb制作会社やベンチャー企業で実務経験を積む選択肢が現実的です。
未経験からのWebデザイナー転職では、転職エージェントの活用が成功率を高めます。
ポートフォリオへのフィードバックや改善アドバイスをもらえる
未経験可のWebデザイナー・クリエイティブ職求人を紹介してもらえる
面接対策や条件交渉をサポートしてもらえる
特にクリエイティブ職やIT職に強いエージェントは、デザイン業界の採用事情に精通しているため、初めての転職でも心強いパートナーになります。
どちらを選ぶかで転職期間や成功率が変わることもあります。以下の比較表を参考に、自分に合った方法を選びましょう。
比較項目 | スクール | 独学 |
|---|---|---|
学習期間の目安 | 3〜6ヶ月 | 6ヶ月〜1年以上 |
費用 | 数十万円程度 | ほぼ無料〜数万円 |
プロのフィードバック | ◎ 講師から随時もらえる | △ 自力で探す必要あり |
転職サポートの有無 | ◎ 多くのスクールで就職支援あり | × 自分で進める |
挫折しにくさ | ◎ カリキュラム・仲間がいる | △ モチベーション維持が難しい |
こんな人に向いている | 確実に・短期間で転職したい人 | 費用を抑えたい・自学力が高い人 |
ポイント 費用面が不安な方は、ハローワークの「職業訓練(求職者支援訓練)」も検討してみてください。無料または格安でWebデザインを学べるコースが全国各地にあります。
未経験からWebデザイナーへの転職は、正しいロードマップで進めれば20代なら十分実現できます。3ステップを改めて確認しましょう。
ステップ | 内容 | 期間の目安 |
|---|---|---|
ステップ1 | デザインスキルを習得(Figma・HTML/CSS) | 1〜3ヶ月 |
ステップ2 | 採用されるポートフォリオを作成(3〜5作品) | 1〜2ヶ月 |
ステップ3 | 転職エージェント活用・求人応募 | 1〜2ヶ月 |
「何から始めればいいかわからない」という方は、まず転職エージェントへの無料相談から始めてみましょう。現在のスキルレベルや希望する転職時期を伝えるだけで、自分に合ったロードマップを一緒に考えてもらえます。
Q. 未経験でもWebデザイナーになれますか
なれます。20代であればポテンシャルを評価してもらいやすい時期です。ただし「未経験可」の求人でも、採用可否はポートフォリオの質で決まることがほとんどです。スキル習得とポートフォリオ制作を丁寧に進めることが大切です。
Q. 文系・非デザイン系出身でも大丈夫ですか
問題ありません。Webデザイナーの多くは別職種からキャリアチェンジした方です。センスよりも論理的な思考力と学習への意欲が評価される傾向があります。
Q. ポートフォリオは何作品必要ですか
最低3作品、理想は5作品程度です。数より「なぜこのデザインにしたか」を説明できるクオリティの方が重視されます。
Q. スクールはどう選べばいいですか
選ぶ際の基準として、卒業生の転職実績が公開されているか、講師が現役デザイナーかどうか、就職支援・キャリアサポートの体制があるか、の3点を確認しましょう。複数のスクールの無料説明会に参加して比較するのがおすすめです。
Q. 転職エージェントにはいつ登録すればいいですか
学習開始と同時、または学習開始から1〜2ヶ月後が理想です。早めに登録しておくと、転職時期の相談や求人市場の感覚を早い段階で把握できます。
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