
転職エージェントに登録したものの、「担当のキャリアアドバイザーと話しにくい」「こちらの希望がうまく伝わっていない」「なんとなく合わない気がする」と感じている方は少なくありません。せっかく無料で使えるサービスなのに、担当者との相性のせいで転職活動がうまく進まないのは、もったいない話です。
転職エージェントの担当変更は、実際には多くのサービスで対応しており、「お願いしにくい」「クレームみたいで申し訳ない」と思う必要はありません。担当者との相性が合わないことは、転職支援の現場でもよくあることとして認識されています。
この記事では、転職支援実績を持つ国家資格キャリアコンサルタントが、転職エージェントの担当と合わないと感じたときの原因・NG例とOK例・担当変更の依頼ステップ・複数登録の活用法を解説します。
担当者との相性の悪さは、大きく3つのパターンに分けられます。自分がどのケースに当てはまるかを確認することで、次の対処法が決まりやすくなります。
「紹介される求人が希望と全然違う」「条件を何度伝えても反映されない」という場合は、担当者とのコミュニケーションがうまく機能していない可能性があります。担当者のヒアリングが不十分だったり、こちらの伝え方に改善の余地があったりすることも考えられます。
「次々と求人を送られて整理できない」「逆に全然連絡が来ない」「なんとなく急かされている感じがする」という場合は、転職活動のペースや進め方のスタイルが合っていないサインです。担当者によって対応スピードや関与度は大きく異なります。
「上から目線に感じる」「こちらの悩みを聞いてもらえず、すぐ求人の話になる」「何か言われてもピンとこない」という感覚は、直感的な相性の問題です。転職活動中は担当者に弱みも本音も話す場面が多く、信頼関係が築けないと活動が前に進みにくくなります。
担当との相性が悪いと感じたとき、取りがちな行動にはリスクがあるものもあります。NG例とOK例で整理します。
NG例
「合わない」と思いながら何も言わず、エージェントの利用自体をやめてしまう。転職活動が止まり、機会損失につながる
OK例
まず担当者に「希望条件の確認をさせてほしい」と伝え、ズレの原因を確認する。改善されなければ、担当変更か別エージェントへの移行を検討する
NG例
担当者に直接「あなたとは合わない」と感情的に伝える。エージェント会社全体の印象が悪くなり、今後の利用に影響することがある
OK例
担当者ではなく、エージェントの問い合わせ窓口やカスタマーサポートに「担当者の変更をお願いしたい」と冷静に依頼する。理由は「転職の方向性をより深く理解してくれる方にお願いしたい」など前向きな言い方にする
NG例
「一つのエージェントに絞るべき」と思い込み、合わない担当のまま転職活動を続ける
OK例
2〜3社のエージェントに同時登録し、担当者の対応や紹介される求人を比較しながら使い分ける。転職活動の質が上がり、選択肢も広がる
担当変更の依頼は、適切な手順を踏めばスムーズに進みます。
「なんとなく合わない」ではなく、具体的な理由(紹介求人のミスマッチ・連絡頻度の問題・コミュニケーションのスタイルなど)を整理しておきましょう。変更依頼の際に伝える必要はありませんが、自分の中で理由が明確になると、次の担当者に何を伝えるべきかも明確になります。
担当変更は、多くの場合、担当者に直接伝えるのではなく、エージェントの問い合わせフォームやカスタマーサポートに依頼します。「現在の担当者との相性が合わないため、担当者の変更をお願いしたいのですが可能でしょうか」というシンプルな一文で構いません。多くのエージェントは担当変更に慣れており、クレーム扱いにはなりません。
新しい担当者に変わったら、最初から自分の転職の目的・希望条件・過去の経緯を丁寧に伝えましょう。前の担当者との情報引き継ぎは不完全なことが多いため、「改めて状況を整理させてください」と伝えると、齟齬が起きにくくなります。
担当を変えてもモヤモヤが続く場合や、そもそも一つのエージェントだけに頼ることに不安がある方には、複数のエージェントへの同時登録がおすすめです。
転職エージェントごとに得意な業界・職種・求人の質が異なります。1社では出会えなかった求人や、別の視点でのキャリアアドバイスを受けられることも多く、比較することで自分に合うエージェントが見えてきます。特に20代の転職では、第二新卒・未経験転職に特化したエージェントと総合型エージェントを組み合わせることで、より広い選択肢の中から自分に合う転職先を探せます。
担当キャリアアドバイザーと合わないと感じたら、我慢して続けるより早めに対処することが大切です。
「合わない」の原因は3つで、希望条件のミスマッチ・進め方のズレ・信頼感の欠如がある
NG例は、感情的に直接伝える・何もせずエージェントをやめること
OK例は、冷静にサポート窓口へ担当変更を依頼すること
担当変更は多くのエージェントで対応しており、クレームにはならない
複数エージェントへの同時登録で、担当者や求人の質を比較するのも有効
転職エージェントはあくまでサポートの道具です。合わない担当のまま活動を続ける必要はなく、自分が動きやすい環境を整えることが、転職成功への近道です。
Q. 担当変更をお願いしても、不利になることはありませんか
担当変更の依頼自体でエージェントから不利な扱いを受けることはほとんどありません。転職エージェントはあなたの転職成功が報酬につながるビジネスモデルであるため、担当者が変わっても転職支援は継続されます。冷静かつ丁寧に依頼すれば、問題はありません。
Q. 担当変更の依頼はどのタイミングがいいですか
「合わないかも」と感じた段階で早めに動くことをおすすめします。モヤモヤしたまま求人紹介を受け続けると、方向性がずれたまま選考が進んでしまうリスクがあります。1〜2週間様子を見て改善がなければ、変更を検討してみましょう。
Q. 複数のエージェントに同時に登録してもいいですか
問題ありません。むしろ転職活動中は2〜3社のエージェントに同時登録し、求人の幅を広げることが一般的です。ただし、同じ求人に複数のエージェント経由で応募しないよう、応募状況の管理はしっかり行いましょう。
Q. 担当変更を断られたらどうすればいいですか
担当変更が難しいと言われた場合は、別のエージェントへの登録を検討しましょう。特定のエージェント1社にこだわる必要はなく、自分の転職目標や希望条件に合ったサービスを選ぶことが大切です。複数のエージェントを使い分けることで、より自分に合うサポートを受けられます。
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