最終更新:
2026/8/27 07:54

正社員としての職歴がないままこの年齢になり、今からでは遅いのではないかと感じている方は少なくないのではないでしょうか。応募の手前で手が止まってしまうのも、正直なところ自然なことだと思います。
実は、この年齢でも未経験可の求人はあります。ただし、若いうちと同じ進め方ではなく、伝え方を整えることが大切になってきます。
この記事では、転職支援実績を持つ国家資格キャリアコンサルタントが、この年齢で見られる点と、現実的な進め方を解説します。
結論からお伝えすると、職歴がないことを理由に道が閉ざされるわけではありません。
人手を必要としている企業のなかには、経験よりも入社後に覚えていけるかを見て採用しているところもあります。また、20代のうちは、実務経験だけでなくこれからの可能性を見てもらえる場面が残りやすいといえます。ただし、若いうちと全く同じというわけではなく、問われることは少しずつ変わっていきます。
進め方を考えるうえで、ここを知っておくことが大切です。
卒業から時間が経っている分、なぜこのタイミングで動こうと思ったのかを尋ねられる場面は増えます。ここをあらかじめ整理しておくと、落ち着いて答えられます。
正社員の職歴がなくても、アルバイトで任されていた役割や続けてきた期間は伝えられる材料になります。空白として扱われないように、やってきたことを言葉にしておきましょう。
育てる前提で採用する側がもっとも気にするのは、すぐに辞められてしまわないかという点です。これからどう働きたいのかを伝えられると、不安は和らぎます。
NG例(進め方)
職歴がないことを理由に応募をやめてしまう
応募先を最初から強く絞り込む
OK例(進め方)
これまでやってきたことを書き出して整理する
未経験可の求人を広めに見てから絞る
ここがもっとも不安になるところだと思います。
隠す必要はありませんし、長々と言い訳をする必要もありません。伝えるべきは、これまで何をしていたのかと、これからどうしたいのかの2つです。例えば、アルバイトで同じ職場を何年か続けていたのであれば、続けられるという事実は十分な材料になります。逆に、何もしていなかった期間があるのであれば、そのとき考えていたことと、今動こうと思ったきっかけを正直に伝えれば十分です。完璧な説明を作ろうとするよりも、自分の言葉で語れるほうが伝わります。
この時期にとくに大切な点にも触れておきます。
不安が強いと、確実に受かりそうなところだけ見てしまいがちです。ところが、最初から条件を絞り込みすぎると、見るべき求人自体が極端に少なくなってしまいます。まずは、これだけは外せないという条件をひとつかふたつに絞り、それ以外は幅を持たせて見ていくという進め方が現実的です。見てから除外するのと、見ずに除外するのでは、残る選択肢の数が大きく変わってきます。
ここまでの内容を振り返りましょう。
職歴がないことを理由に道が閉ざされるわけではない
若いうちと比べて、なぜ今なのかを問われる場面は増える
伝えるのは、これまで何をしていたかとこれからどうしたいかの2つ
応募先を最初から絞りすぎず、外せない条件だけを決めて探す
遅いと決めつける前に、応募できる範囲を確かめていきましょう。
Q. 職歴がないと書類で落とされますか。
未経験可の求人であれば、職歴の有無だけで判断されるとは限りません。アルバイトでの経験も含めて伝えてみましょう。
Q. 空白期間はどう説明すればいいですか。
長々と言い訳する必要はありません。そのとき考えていたことと、今動こうと思ったきっかけを伝えれば十分です。
Q. 資格を取ってからのほうがいいですか。
先に取ることを前提にせず、まずは今応募できる求人があるかを確かめましょう。入社後に支援を受けられる会社もあります。
Q. 伝え方を一人で整理できません。
20代・未経験者向けの転職支援に強いMyStyle転職であれば、職歴がない場合の伝え方も含めて、一緒に整理しながら準備できます。一人で悩まず、まずは気軽に相談してみましょう。
この記事を書いた人
池田 康希 | Koki Ikeda
国家資格キャリアコンサルタント / 転職支援事業責任者
全国3万社の中から、信頼できるエージェント14社に選出
日本最大手通信キャリアでの就業を経てAITAIDに参画。 転職支援サービス『MyStyle転職』の立ち上げを行い、事業推進に加えて自身もキャリアコンサルタントとして累計 1,000名以上 のキャリア支援に従事。 主に「未経験者」や「短期離職経験者」の支援を得意としている。
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