紹介予定派遣とは? 正社員を目指す使い方と注意点を解説

最終更新:

2026/9/2 08:01

自分に合う仕事が見つかる!適職診断はこちら▼


正社員を目指す方法を探していると、紹介予定派遣という言葉を目にすることがあります。普通の派遣と何が違うのか、わかりにくいと思います。

この仕組みは、派遣で働いたあとに直接雇用に移ることを見込んで行われるもので、ルールも定められています。

この記事では、転職支援実績を持つ国家資格キャリアコンサルタントが、仕組みと注意点を解説します。

紹介予定派遣の仕組み

まず、制度の内容を確認しておきましょう。

厚生労働省の資料によれば、紹介予定派遣とは、労働者派遣のうち、派遣元事業主が派遣の開始前又は開始後に、派遣労働者及び派遣先に対して職業紹介を行い、又は行うことを予定してするものとされています。つまり、最初から直接雇用への切り替えを見込んだ派遣だということです。派遣先・派遣労働者の双方にとって、派遣期間中にお互いの見極めができるという点がメリットとされています。

通常の派遣と違う点

普通の派遣とは、ルールがいくつか違います。

面接や履歴書の提出がある

通常の派遣と異なり、派遣先が派遣労働者を特定することを目的とする行為として、派遣就業開始前の面接や履歴書の送付等を行うことができるとされています。先に職場を知れる一方で、選考の場面はあるということです。

派遣の期間に上限がある

同一の派遣労働者について、6箇月を超えて労働者派遣を行ってはならないとされています。長く続けているうちにいつのまにかということにはならず、区切りがはっきりしています。

雇用しない場合は理由が示される

派遣先が雇用しなかった場合、派遣先は派遣元事業主の求めに応じて理由を明示しなければならないとされています。また派遣元事業主は、派遣労働者の求めに応じてその理由を書面で明示しなければならないとされています。

NG例(制度の受け取り方)

  • 派遣期間を終えれば必ず正社員になれると考える

  • 直接雇用後の条件を確かめずに始める

OK例(制度の受け取り方)

  • 直接雇用後の雇用形態と条件を先に確かめる

  • 派遣期間を見極めの機会として使う

直接雇用が正社員とは限らない

ここが、もっとも注意が必要な部分です。

紹介予定派遣は、派遣先に直接雇用されることを見込んだ仕組みですが、直接雇用の中身が必ずしも正社員とは限りません。契約社員としての雇用になる場合もあります。だからこそ、開始前に直接雇用後の雇用形態を確かめることが大切になります。なお、派遣先は紹介予定派遣により雇い入れた労働者については試用期間を設けないようにとされています。派遣期間自体が見極めの期間として位置づけられているためです。

開始前に確かめたいこと

最後に、具体的な確かめ方をお伝えします。

確かめるべきは、直接雇用になったときの雇用形態と条件です。紹介予定派遣では、派遣就業開始前又は派遣就業期間中に求人条件を明示することができるとされていますので、派遣会社に尋ねれば確かめられます。あわせて、派遣期間中の給与と直接雇用後の給与を見比べておくと、入社後の収入の見当がつきます。見極めの期間があることは安心材料になりますが、条件の確認は先に済ませておきましょう。

まとめ

ここまでの内容を振り返りましょう。

  • 紹介予定派遣は、職業紹介を行うことを予定して行われる派遣

  • 同一の派遣労働者について6箇月を超えて派遣を行ってはならない

  • 雇用しなかった場合は、求めに応じて理由を明示することとされている

  • 直接雇用の中身は正社員とは限らないため、先に確かめる

仕組みを知ったうえで、自分に合う進め方を選んでいきましょう。

よくある質問

Q. 紹介予定派遣なら必ず正社員になれますか。

直接雇用を見込んだ仕組みですが、雇用形態が正社員とは限りません。開始前に確かめましょう。

Q. 派遣の期間はどのくらいですか。

同一の派遣労働者について6箇月を超えて行ってはならないとされています。

Q. 採用されなかった理由は聞けますか。

派遣元事業主は、派遣労働者の求めに応じて理由を書面で明示しなければならないとされています。

Q. 自分に合う進め方がわかりません。

20代・未経験者向けの転職支援に強いMyStyle転職であれば、直接応募する場合との違いも含めて一緒に整理できます。一人で悩まず、まずは気軽に相談してみましょう。