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正社員を目指そうとしたとき、浮かぶのは学生時代の就活のイメージだけだという方は多いのではないでしょうか。合同説明会やエントリーシートの印象が強く、今から同じことをするのかと気が重くなっている方もいらっしゃると思います。
実は、中途採用の進め方は新卒の就活とかなり違います。違いを知らないまま新卒のやり方を持ち込むと、必要のない準備に時間を使ってしまうこともあります。
この記事では、転職支援実績を持つ国家資格キャリアコンサルタントが、新卒の就活と中途採用の違いと、既卒の方が知っておきたい点を解説します。
まずは、仕組みそのものの違いを押さえておきましょう。
新卒の就活は卒業の時期に向けて一斉に進みますが、中途採用は年を通じて行われます。つまり、見逃したら来年まで待つということはなく、自分のタイミングで始められるということです。
新卒の就活は数か月かけて進むことが多い一方で、中途採用は応募から内定までの期間が短めです。面接の回数も少なめのことが多く、短期間で進む前提で予定を考えておくと安心です。
合同説明会で一度に集める新卒採用に対し、中途は求人サイトや転職エージェントを通じて個別に進むのが一般的です。エントリーシートではなく、履歴書と職務経歴書を使うことが中心になります。
新卒採用は育てることを前提にポテンシャルを見ますが、中途はこれまで何をしてきたかが問われる場面が増えます。ただし未経験可の求人であれば、経験よりも意欲や続けられるかを見ていることも多くあります。
NG例(準備の仕方)
新卒のときと同じやり方で進めようとする
時期を待たなければならないと思い込む
OK例(準備の仕方)
履歴書と職務経歴書を中心に準備する
短期間で進む前提で予定を組む
違いを知ったうえで、何を準備すればよいのかを見ていきましょう。
新卒の就活では、学生時代に力を入れたことを語る場面が多かったと思います。一方で中途採用では、これまでどんな仕事をしてきたのか、そしてこれからどう働きたいのかを伝えることが中心になります。アルバイト経験しかないという方も、任されていた役割や続けてきた期間を言葉にできれば、十分に伝えられる材料になります。完璧な経歴を作る必要はなく、事実を整理するところから始めてみましょう。
意外と知られていない制度にも触れておきます。
若者雇用促進法に基づく指針では、事業主に対して、既卒者が卒業後少なくとも3年間は応募できるように努めること、できる限り上限年齢を設けないように努めることが求められています(厚生労働省の周知資料より)。
ただしこれは努力義務であり、すべての企業が必ず受け付けるわけではありません。そのため、必ず応募できると考えるのではなく、気になる企業があれば問い合わせてみるという進め方が現実的です。卒業から数年しか経っていない方にとっては、中途採用とあわせて選択肢が広がる可能性があるということは、知っておいて損はありません。
最後に、遷移でつまずきやすい点に触れておきます。
新卒の就活では、幅広く応募して数をこなすという進め方をした方も多いと思います。一方で中途採用は、選考期間が短く並行すると日程が重なりやすいため、数を広げすぎると一件ごとの準備が薄くなってしまいます。また、志望動機を立派に作り込もうとするよりも、なぜこの仕事を選んだのかを自分の言葉で語れるほうが、中途では伝わりやすいはずです。
ここまでの内容を振り返りましょう。
中途採用は年を通じて行われ、自分のタイミングで始められる
選考期間は短めで、履歴書と職務経歴書を中心に進む
伝えるのは、これまで何をしてきたかとこれからどう働きたいか
既卒者の新卒枠応募は指針で事業主に求められているが、努力義務である
新卒のときと同じ大がかりな準備は必要ありません。落ち着いて始めていきましょう。
Q. 中途採用でもエントリーシートは必要ですか。
一般的には履歴書と職務経歴書が中心になります。応募先から指定がある場合を除いて、新卒のときのような準備は必要ありません。
Q. アルバイト経験しかない場合は何を書けばいいですか。
任されていた役割や続けてきた期間は、伝えられる材料になります。まずは事実を書き出すところから始めてみましょう。
Q. 既卒でも新卒枠に必ず応募できますか。
指針で事業主に求められていますが努力義務であり、すべての企業が受け付けるわけではありません。気になる企業には問い合わせてみましょう。
Q. 何から始めればいいかわかりません。
20代・未経験者向けの転職支援に強いMyStyle転職であれば、応募書類の準備から選考の進め方まで、今の状況に合わせて一緒に整理できます。一人で悩まず、まずは気軽に相談してみましょう。
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