最終更新:
学歴に自信がない方にとって、学歴不問という言葉はありがたい一方で、本当に問わないのだろうかと疑いたくなることもあるのではないでしょうか。応募しても結局学歴で判断されるのではという不安は、正直なところ自然なものだと思います。
実は学歴不問は法律で定められた用語ではなく、企業が自主的に掲げている表現です。だからこそ、何を見て採用しようとしている会社なのかを読み取ることが大切になってきます。
この記事では、転職支援実績を持つ国家資格キャリアコンサルタントが、学歴不問の意味と、応募前に確かめておきたい点を解説します。
まずは言葉の中身を正確に知っておきましょう。
学歴不問は、応募の時点で学歴による制限を設けないという意味で使われる表現です。つまり、最終学歴を理由に応募を断られることはないと考えてよいでしょう。ただしこれは法律上の用語ではなく、企業が自主的に掲げているものです。応募を受け付けることと、選考のなかで学歴を一切見ないことは必ずしも同じではないという点は、知っておいて損はありません。
とはいえ、学歴不問と掲げる会社の多くは、学歴以外の要素を見て採用したいと考えています。フリーターや職歴に自信がない方にとっては、十分に狙える求人層だといえます。
求人には似た表記が並ぶため、違いを押さえておくと絞り込みが楽になります。
応募時に学歴による制限を設けないという表記です。最終学歴に関わらず応募できるため、まずはこの表記の求人を中心に探すと進めやすくなります。
こちらは応募の条件が示されている形です。条件を満たしていない場合は選考の対象外になることが多いため、ここは事前に見分けておきましょう。
学歴について何も書かれていない場合もあります。この場合は応募してみないとわからないこともあるため、気になる求人であれば問い合わせて確認するという進め方もあります。
NG例(求人の絞り込み方)
学歴に自信がないからと応募自体をやめてしまう
高卒以上と書かれた求人に条件を満たさずに応募し続ける
OK例(求人の絞り込み方)
学歴不問の表記がある求人を中心に探す
条件が示されている求人は満たすかを先に確認する
学歴を問わない代わりに、何が見られるのかを知っておくと準備がしやすくなります。
多くの場合、これまで何をしてきたのか、これからどう働きたいのかという点が重視されます。アルバイト経験しかないという方も、任されていた役割や、続けてきた期間を言葉にできれば、十分に伝えられる材料になります。さらに、体力を必要とする仕事や、入社後に技能を積み上げていく職種では、学歴よりも長く続けられそうかという点が見られることもあります。もし自分には語れることがないと感じているのであれば、まずはこれまでの経験を書き出すところから始めてみましょう。
学歴不問だからといって、他の確認を省いてよいわけではありません。
学歴の条件がない分、仕事内容や労働条件が具体的に書かれているかをしっかり見ていきましょう。年間休日とその内訳、給与欄の基本給と手当の内訳、入社後の教育体制は、学歴の有無に関わらず確認しておきたい項目です。もしこのあたりが曖昧であれば、学歴不問であることとは別に、情報の開示姿勢という意味で慎重に見ておくと安心です。
ここまでの内容を振り返りましょう。
学歴不問は応募時に学歴による制限を設けないという意味で、法律上の用語ではない
高卒以上などの表記とは意味が異なるため、事前に見分ける
学歴の代わりに、これまでの経験や続けられそうかという点が見られやすい
学歴不問であっても、仕事内容や労働条件の具体性は別途確認する
学歴を理由に選択肢を狭める必要はありません。落ち着いて探していきましょう。
Q. 学歴不問なら学歴で落とされることはないですか。
応募の時点で学歴による制限はないと考えてよいでしょう。ただし選考の基準は企業ごとに異なるため、学歴以外で伝えられる材料を準備しておきましょう。
Q. 高卒以上の求人に応募してもいいですか。
条件として示されている場合、満たしていなければ選考対象外になることが多くあります。まずは学歴不問の求人を中心に探しましょう。
Q. 学歴不問の求人は条件が悪いのでしょうか。
一律にはいえません。学歴不問かどうかとは別に、年間休日や給与の内訳、教育体制を見て判断しましょう。
Q. 学歴以外で何を伝えればいいかわかりません。
20代・未経験者向けの転職支援に強いMyStyle転職であれば、これまでのアルバイト経験も含めて伝えられる材料を一緒に整理しながら、応募できる求人を探せます。一人で悩まず、まずは気軽に相談してみましょう。
業績悪化が転職理由のときの伝え方|面接で不利にならない例文
業績悪化で転職する方へ。会社の状況は事実として短く伝え、その中で自分が取り組んだことと、次の職場で実現したいことを中心に話すのが基本です。例文も紹介します。
職歴に一貫性がないときの面接対策は?経験をつなげる話し方と例文を解説
職歴に一貫性がないと悩む方へ。職種や業界が違っても、それぞれの仕事で身につけたことと、応募先を選んだ理由を共通の軸でつなげて話すのが基本です。例文も紹介します。
持病は面接で言うべき?伝え方の例文と体調に合う会社の選び方
持病を面接で伝えるか迷う方へ。働くうえで配慮が必要な点があるなら、今の状態とできることを合わせて伝え、通院や勤務の条件が合う会社を選ぶのが基本です。
契約満了の転職理由はどう伝える? 正社員を目指す面接の例文を解説
契約満了で転職する方へ。契約満了は事実として短く伝え、契約社員として身につけた経験と、正社員として長く働きたい理由を中心に話すのが基本です。例文も紹介します。