求人票の給与の幅はどう見たらいい? 下限か上限か見方を解説

最終更新:

2026/9/2 08:10

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求人票の給与欄に、月給20万円から35万円といった幅のある書き方を見かけることがあります。上の額に目が行きがちですが、実際にいくらになるのかは見えにくいと思います。

この幅は、経験やスキルに応じて幅を持たせているもので、入社時の額はこの中から決まります。

この記事では、転職支援実績を持つ国家資格キャリアコンサルタントが、幅の読み方と確かめ方を解説します。

給与が幅で書かれている理由

まず、なぜ幅になるのかを整理しておきましょう。

1つの求人で、経験のある人と未経験の人の両方を募集している場合、一つの額では示せないため幅を持たせて書かれます。また、職種や勤務地が複数含まれている求人でも、幅で示されることがあります。つまり、幅の上の額はこの求人で最も高いケースを示しているのであって、応募者全員に当てはまる額ではないということです。

未経験の場合は下限で考える

判断を誤りやすいのは、この部分です。

上の額は経験者向けのことが多い

幅の上側は、同じ仕事の経験がある人や、資格を持っている人を想定していることがあります。未経験から入る場合は、下側を基準に見ておくとズレが少なくなります。

固定残業代が含まれていることがある

額の大きさだけでなく、何が含まれているのかを見ておく必要があります。含まれている場合は、何時間分なのかを確かめましょう。

手当を含めた額のこともある

基本給だけでなく、諸手当を含めた合計で示されていることもあります。手当は条件によって変わるため、内訳を見ておくと安心です。

NG例(給与欄の読み方)

  • 幅の上の額を前提に生活を計算する

  • 金額の大きさだけで求人を比べる

OK例(給与欄の読み方)

  • 未経験の場合は下側を基準に見る

  • 固定残業代や手当の内訳を確かめる

幅の中から額が決まるとき

選考が進むと、幅の中から具体的な額が示されます。

厚生労働省の周知資料では、当初の明示の範囲内で特定された労働条件を提示する場合も、変更明示が必要となる場合として挙げられています。例として、当初の明示が基本給25万円から30万円であったところに28万円を提示する場合が示されています。つまり、幅の中から額が決まったときは、その内容が示されることになっています。額が示されたら、そこで実際の収入を計算し直しましょう。

内定前に確かめる方法

最後に、具体的な進め方をお伝えします。

幅だけで判断がつかない場合は、面接の場で未経験で入社した場合の目安を尋ねてかまいません。自分の額を直接聞くのが聞きづらければ、未経験で入られた方はどのあたりから始まることが多いのかという聞き方もできます。そのうえで、内定を受けたあとに交付される労働条件通知書で具体的な額を確かめます。幅の下側で生活が成り立つかを先に見ておくと、後から慌てずに済みます。

まとめ

ここまでの内容を振り返りましょう。

  • 幅は経験や職種の違いをまとめて示すために使われる

  • 上の額は最も高いケースであり、全員に当てはまる額ではない

  • 未経験の場合は下側を基準に見ておく

  • 幅の中から額が決まったときは変更明示の対象とされている

上の額ではなく、下の額で生活が成り立つかを見ていきましょう。

よくある質問

Q. 幅の上の額にはなれませんか。

経験や資格を想定していることがあります。未経験から入る場合は下側を基準に見ておきましょう。

Q. 具体的な額はいつわかりますか。

選考が進んで提示される段階でわかります。内定後に交付される労働条件通知書で確かめましょう。

Q. 面接で給与のことを聞いてもいいですか。

労働条件に関わる内容なので問題ありません。未経験で入られた方の目安を尋ねる形も使えます。

Q. 収入の見込みを立てられません。

20代・未経験者向けの転職支援に強いMyStyle転職であれば、給与欄の内訳を含めて一緒に確かめながら進められます。一人で判断せず、まずは気軽に相談してみましょう。