最終更新:
この先も仕事に困らないよう、手に職をつけたいと考えながらも、自分には何のスキルもないと感じている方は少なくありません。アルバイトを転々としてきた方ほど、何も積み上がっていないような気持ちになることもあるはずです。
実は手に職と呼ばれる仕事の多くは、入口の時点で高度なスキルを求められるわけではなく、入社後に実務を通して身につけていくことが前提になっています。だからこそ、何を選ぶかと同じくらい、どう選ぶかが大切になってきます。
この記事では、転職支援実績を持つ国家資格キャリアコンサルタントが、未経験から手に職をつけられる仕事と、自分に合う選び方を解説します。
言葉のイメージが先行しやすいため、まずは中身をはっきりさせておきましょう。
手に職をつけるとは、会社の名前ではなく自分の経験や技能で仕事を得られる状態を指します。つまり、転職するときに前職で何をやってきたかを語れ、その経験を評価してもらえる状態といい換えてもいいかもしれません。特別な才能が必要なわけではなく、同じ分野の経験を一定期間積み上げられるかどうかが分かれ道になります。
NG例(手に職の考え方)
資格を取ってからでないと応募できないと思い込む
経験を積む前に向いていないと判断して短期で辞めてしまう
OK例(手に職の考え方)
未経験可の求人で入ってから実務で覚える前提で探す
数年単位で経験を積めそうな分野かどうかで選ぶ
ここでは、未経験可の求人が比較的見つかりやすく、経験が積み上がりやすい仕事を6つ紹介します。向き不向きは分かれるため、気になったものを起点に調べてみましょう。
システムやアプリをつくる仕事で、入口となる未経験可の求人も一定数あります。資格よりも実務経験が評価されやすい分野のため、入ってから伸ばすという進め方がしやすいのが特徴です。ただし学び続ける姿勢は求められるため、新しいことを覚えることに抵抗がない方に向いています。
建設現場で工程や安全、品質を管理する仕事で、未経験の場合は補助的な業務から始めるケースが多く見られます。経験年数と資格が積み上がるほど任される範囲が広がるため、長く続けることがそのまま強みになりやすい仕事といえます。
電気や設備の工事・保守を行う仕事で、業務の種類によっては資格が必要になる場合があります。そのため、入社後に会社の支援を受けながら資格を取っていくという進め方ができるかどうかを、求人で確認してみましょう。
人と接することが中心の仕事で、未経験からの求人が比較的見つかりやすい分野です。働きながら資格を目指せる仕組みがある職場もあり、経験を積むほど働ける場所の選択肢が広がりやすい点が特徴といえるでしょう。
一見すると手に職とは遠いように見えますが、法人向けの営業経験は業界を問わず評価されやすい経験のひとつです。学歴や職歴よりも意欲を見てもらえる求人もあるため、未経験からの入口としては現実的な選択肢になります。
サイトやバナーをつくる仕事で、作ったものがそのまま実績として残る点が特徴です。ただし未経験での入口は限られる傾向もあるため、どの程度の準備が必要かを先に確認してから動くと安心です。
どれを選ぶかで迷ったときは、次の3つの視点で絞り込むと考えやすくなります。
手に職は続けて初めて身につくものですから、続けられるかどうかは最も大切な視点です。少なくとも体力面・生活リズム面で無理がないかを、求人の勤務時間や休日から確認しておきましょう。
どんなに魅力的な仕事でも、未経験からの求人がなければスタート地点に立てません。未経験歓迎の求人が定期的に出ている分野かどうかを、求人サイトで見ておくと現実的に絞り込めます。
今回の仕事で積んだ経験が、数年後にどんな選択肢につながるのかを想像してみましょう。同じ未経験可の求人でも、専門性が積み上がる仕事とそうでない仕事があるため、ここを意識するだけで選択の質は変わってきます。
手に職と資格を直結させて考える方は多いのですが、順番には注意が必要です。
資格を先に取ることで選択肢が広がるケースは確かにあります。ただし、実務経験がないまま資格だけを増やしても、採用の場面では評価につながりにくいこともあります。もし入社後に資格取得を支援する仕組みがある職場であれば、働きながら取るという選択肢もあります。まずは応募できる求人があるかを確かめ、その上で資格が必要なのかを判断すると、時間を無駄にせずに済みます。
ここまでの内容を振り返りましょう。
手に職をつけるとは、会社の名前ではなく自分の経験で仕事を得られる状態を指す
未経験から目指せる仕事にはIT・施工管理・電気設備・介護福祉・営業・Web制作などがある
選ぶときは続けられるか、未経験の入口があるか、経験が次につながるかの3つを見る
資格は先に取ることを前提にせず、応募できる求人を先に確かめる
今の状態からでも選択肢はありますので、できるところから確かめていきましょう。
Q. 資格が何もなくても手に職をつけられますか。
未経験可の求人から入って、実務を通じて身につけていく道はあります。入社後に資格取得を支援する企業もあるため、求人の支援制度もあわせて見てみましょう。
Q. 何年くらい続ければ手に職といえますか。
職種によって幅があるため一律にはいえませんが、転職の場面では自分の言葉で業務を説明できる状態がひとつの目安になります。
Q. 途中で合わないと感じたらどうすればいいですか。
合わないと感じた理由を、仕事の内容なのか職場環境なのかに分けて整理しましょう。分野ごと変えるのか職場だけ変えるのかで、次の進め方は大きく変わります。
Q. 自分に向いている分野がわかりません。
20代・未経験者向けの転職支援に強いMyStyle転職であれば、これまでのアルバイト経験も含めて強みを整理しながら、応募できる求人を一緒に探せます。一人で悩まず、まずは気軽に相談してみましょう。
業績悪化が転職理由のときの伝え方|面接で不利にならない例文
業績悪化で転職する方へ。会社の状況は事実として短く伝え、その中で自分が取り組んだことと、次の職場で実現したいことを中心に話すのが基本です。例文も紹介します。
職歴に一貫性がないときの面接対策は?経験をつなげる話し方と例文を解説
職歴に一貫性がないと悩む方へ。職種や業界が違っても、それぞれの仕事で身につけたことと、応募先を選んだ理由を共通の軸でつなげて話すのが基本です。例文も紹介します。
持病は面接で言うべき?伝え方の例文と体調に合う会社の選び方
持病を面接で伝えるか迷う方へ。働くうえで配慮が必要な点があるなら、今の状態とできることを合わせて伝え、通院や勤務の条件が合う会社を選ぶのが基本です。
契約満了の転職理由はどう伝える? 正社員を目指す面接の例文を解説
契約満了で転職する方へ。契約満了は事実として短く伝え、契約社員として身につけた経験と、正社員として長く働きたい理由を中心に話すのが基本です。例文も紹介します。